(前回からのつづき)
希少価値を考えると
駅前物件のほうがいいよね~
と話していたそんな折、
高級住宅街案件でローン審査して頂いていた銀行から着信アリ。
「お隣の屋根の一部が越境しており、
ローン保証会社の許可がおりません」
なんだか雲行きが怪しくなってきました。
「越境とローンに何の関係があるのだろう?」
この時は、なぜそんな事でローン審査が止まるのか意味がわかりませんでした。
なぜ、保証会社がそんな事調べるの?
と思っていたら、
中古物件の場合とくに、
売却時のネックになりそうな事案があると担保価値に響くので、そのような物件には保証会社はゴーサインを出さないのだそうです。
保証会社は、
借主が支払い不能に陥った場合に
担保の物件を売却して回収するわけですが、
少しでも換金の妨げになるような事があると、
融資自体しないのですね。
だから、融資する物件の調査は
徹底的にやるのですね。
でも、そこはさすがに、
銀行はお金を貸してナンボのお仕事です。
ちゃんと不動産屋と連携してました^^
数日後、ふたたび着信アリ。
「売り主さんに相談して、
お隣さんの出っ張ってる屋根を切るように交渉中です!」
そこまでやるか〜!って感じですが。
銀行さんに聞いたところ、
「本人属性には問題ないので、
あとは物件の問題がクリアできれば、
ほぼ融資可能デス」との事。
屋根切るなんてお隣さん了承するんか!?
と思いつつも、
なんだか、買えそうな気がしてきました。
これで、ついに、あの高級住宅街の住人決定か!?
(つづく)