「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。
変化するものが生き残るのだ・・・」
というダーウィンの言葉があります。
「環境の変化に対してその都度適切に
そして柔軟に対応していくことが重要だ」
というような人生訓でよく使われます。
確かに、その通りだと思いますし、
進化の歴史がそれを証明しています。
恐竜の絶滅、
ネアンデルタール人とホモ・サピエンス、
キリンの首が伸びた理由、
進化の必要がなかったシーラカンス、
オーストラリアの有袋類、
変化に対応できずに滅びていくものは、50%もいるそうです。
一方で、完全な進化を遂げることができるものは、1%程度だそうです。
ざっくりと以下の4タイプに分類できるようです。
①変化に対応して進化できるもの1%、
②変化の必要がないもの9%、
③現状に少し工夫を加えて生きながらえるもの40%
④変化に対応できず滅びてゆくもの50%
それぞれ、具体的にどういったものかというと、
以下のような例があります。
①トカゲが進化して鳥になるようなもの。
ほぼ、別物というくらい革新的な進化を遂げています。
②変化の必要のなかったシーラカンスや、オーストラリアという隔離された
環境で生き残った有袋類みたいなもの。
③高いところの葉を食べるために首が伸びたキリン。
鳥にはなれなかったけど、一部分を変化させることで生きながらえたわけです。
④変化に適応できず絶滅した、恐竜やネアンデルタール人みたいなもの。
本来、人間は変化を嫌います。
たとえ現状に満足していなかったとしてもです。
現状満足な場合は尚更でしょう。
できることなら、現状維持となります。
あえて、上手く行っているものに変化を起こそうとは思わないですよね。
しかし、世の中で変化の必要のないものは僅か9%しかないのです。
さらに、固定化された環境の中では、何かあった時に思わぬ脆さを露呈します。
シーラカンスもカンガルーも、絶滅危惧種ですしね。
新年を迎えるにあたって、
自分自身が身に付けたいと思うと共に、うちの子3兄弟には、
変化する力を身に付けてほしいと思います。
変化への適応力をつけること、変化に慣れること。
これは、慣れることや鍛える事で、ある程度身に付ける事ができるからです。
子供達に、進化できる1%に入れ、トカゲから鳥になれ、とまでは言いませんが、
せめて40%のキリンくらいにはなってほしいと思っています。
思い返せば、私のこれまでの人生で大きな転機、自分の成長を感じる事ができた背景には
大きな環境の変化がありました。
遠方の学校に入って一人暮らしを始めた時。
海外赴任した時。
転職した時。
今回我が家は駅前物件に引越しすることになったわけですが、
今回の引越しも、この大きな環境の変化の波に上手く乗って、
進化する事ができればなあと思います。
正直なところ、今の環境に何の不満も無いのですが、あえて引越しするという事で、
子供達には転校という大きな環境の変化を与える事になるので、
本当に必要な事なのか、悩むところではありました。
下手すると適応できずに絶滅ですから。
ノーリスクでは無いですよね。
しかし、まだ子供達が小さい今だからこそ、できることでもあると思います。
この環境の変化によって、上手くいけば1%の鳥になれる可能性もあるわけです。
そんな希望と夢を抱いて、2018年がスタートしました。
そこで、今年の我が家のテーマは、「変化への対応と進化」 とします。