(前回からのつづき)
不動産投資における新築物件の魅力
これまで私は、
「新築なんか建てる奴の気が知れん」
と豪語していたのですが、
そんな私がなぜ今回、
新築案件に惹かれたのか、
という事について説明します。
まず、
中古物件の値段が上がってしまった、
というところです。
今までだったら、
土地の値段でオマケの上物が付いて来て、
その上物が
バブルの頃に建てられた質の良いもので
設備も良いものが多かったのです。
そんな時は、
値落ちのメリットを享受できる
中古物件が魅力でしたし、
わざわざ高コストで
新築を建てるなんてリスクでした。
それが今では、
中古で朽ち果てそうな上物にまで
価値が付いてしまっているのです。
リノベすれば結構コストかけずに
良くなる事がわかってきたことや、
民泊に回せば
結構高利回りになる事が
わかってきたからでしょうね。
もう、築古高利回りの時代は終りです。
市場がこなれてしまって、
旨みの残っている物件を
見つけるのは不可能に近く
なってきていると感じます。
リスクを犯して中古を高値掴みするよりも、
優遇の多い新築で、やや中長期で
メリットを享受してゆくほうが、
今の時代に合った投資手法だと思います。
これからオリンピックにかけて、
インバウンドを見越して海外マネーも加速
してゆくでしょう。
海外マネーは、誰もが知っている様な、
誰が見ても良いと思う様な、
正当派物件にしか投資しません。
つまり、既に出来上がった完成形に近いものを買って、
さらにちょっとでも
高く買ってくれるところに転売するのです。
例えるなら、
誰が見ても振り返る様なイケメン君としか
付き合わないのです。
イケメン君を金に物を言わせてモノにして、
美味しいところだけ吸ってポイですよ。;;
海外マネーは、
土地を買って上物を建てて賃貸付をして、
という様な面倒臭い事はしません。
例えるなら、
眼鏡外してひげそれば美男子なのにな~
という人とは付き合わないのです。
私たち一般人ができる事と言ったら、
その人達が面倒臭がってやらない事をするべきです。
例えるなら、
ブサイクだけれど性格の良い人に
お金をかけて磨き上げて、
良い服を見繕って、
みんなが振り返るくらいに育て上げる気概が必要です。
その様な観点から見ると、
駅前立地のお化け屋敷は、
まさに、磨きがいのあるブサイク君なのです。(笑)
(つづく)