(前回からのつづき)
現在売却で動いている学生マンションちゃんですが・・・
なかなか貰い手が付きません。
売却に出して、かれこれ一年になります。。。
売却を決めた時点では満室だったのが、
一部屋空き、二部屋空き、
給湯機故障だの、
エアコン故障だの、
台風で汚れたり壊れたり、
出費がかさみ。。。
例えるなら、
婚活で目一杯おめかしをして
お見合い写真を撮ったけれども、
一年も経てばストレスで太ったり、
シミができたりで、
写真と現物が乖離していく、
という様な感じですね。
この学生マンションちゃんは、
光速不◯産投資法に沿って、
セオリー通りに購入した物件です。
おそらく、この光速不◯産投資法は、
平凡なサラリーマンから
不動産投資に目覚めた人が
必ず一度はかかる、
はしかの様なものです。
金持ち父さん—-光速不◯産—-海外不動産
この順序は、
不動産投資家として
サラリーマン卒業を夢見た人なら、
誰もが通る王道です。
今、この学生マンションちゃんは、
光速セオリーで買ったがために
お嫁に行けないという
状況に陥っているのです。
理由は、スル◯銀行。
ここで融資を受けているがために、
次買う人が同じ銀行で融資を引けない。
特に、この学生マンションちゃんは、
スル◯銀行融資対策のみに特化した、
この銀行でのみ
バッチリ当て嵌まるスペックであるが故に、
他の銀行での融資には苦戦するのです。
例えるなら、
何故か既婚男性からのみモテてしまうがために
何年も不倫を続けて、
婚期を逃してしまうキャリア系ウーマン
(何故か独身男性に敬遠される)です。
スペック高いのに勿体ないです。
ちなみに、銀行が同じ物件に対して
別のオーナーに融資しない理由は、
「前の融資金額よりも大きい融資額になる」=「土地転がし的な地価高騰の片棒を担いでいる」
と見られることを避けたいからです。
バブルを発生させないよう、
金融庁が過敏になっているからですね。
例えるなら、
勤務医と付き合っていたくせに、
開業医のお兄ちゃんに乗り換えるのは
世間一般の目が許さないよ、
という事です。
実際、これまで5組ほど買付が入ったのですが、
いずれも、スル◯銀行なら融資出るのに、
それが難しいがためにコケています。
他の銀行に一旦乗換えればいいのかもしれませんが、
売却の為だけにそこまでするのも
躊躇われます。
もうちょっと、
地銀が中古不動産投資への融資に
積極的になってくれないと難しいのかな、
という感じがします。
金融庁が銀行に対して、
不動産投資に対する自粛を促すような通達を、
これ以上出さない
事を祈るばかりです。
むしろ緩めてほしいです。
まあ、オリンピックまでは
ダラダラと地価は上がっていくでしょうから、
やや気長に、
しかし迅速に、
行動していかねば、
と気合を入れる今日この頃です。
例えるなら、
この娘が婚期を逃す年頃までは、
まだ若干の残された時間はあるから、
ぼちぼち良縁のお見合いをセッティングせねば、
と画策する親戚の叔母さんの気分です。
(つづく)